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「やがて君になる」の感想

こんにちは、ひげおぽんと申す者です。今回はやがて君になるを読んだのでそれについて感想を述べていきたいと思います。もちろんネタバレ有りなので読んでない人はここでブラウザバックすることをおすすめします。






























今回、この作品を読むきっかけになったのは友人の勧めです。百合漫画だというのは最初から知っていて、それ系の作品にあまり触ったことがなかったのでそこまで読むことに乗り気ではありませんでした。でも友人が貸してくれるというのでせっかくだから読んでみるか、と思い読みました。

百合漫画というので最初は俗に言うきらら系と呼ばれるやつだと思っていました。しかしいざ蓋を開けてみれば女子同士の恋愛を丁寧に描いていてびっくりしました。主人公が女の子なだけで普通に恋愛漫画ですよこれは。7巻の最後とか脳内でオレンジ(とらドラED)流れてました。

ただ普通の恋愛漫画と言うにはやっぱりちょっと違うんですよね。普通の恋愛モノを見ているときに思うのが、こんなこといちいち考えるか?ということです。やたらキャラが慎重になったりして、細かいことが気になる自分はそういう風に思うこともあるんですよね。しかしこれは女の子同士の恋愛、慎重にならないわけがないのです。女同士での恋愛が当たり前の世界でもないし、リアリティーもあるのがかなり好きです。

展開については申し分ないですね。恋愛モノの王道を踏んでいます。最初は片想いから始まり、段々両思いになるけど気持ちを上手く伝えられないが、最後にはお互いの気持ちを理解し成就する、まさに完璧ですね。最初は好きになるまでが早いなとも思いましたがその理由もしっかりとしていたし、燈子の設定はかなりはまっていたと思います。家族や友人が亡くなってその人の代わりになろうとする話って結構ある気がするんですけど現実でもありうるんですかね。それはいいとして、本当の自分がはっきりとしていなくてそれを見つけようとする話って結構まとめにくいと思うんですけどちゃんと生かし切っていたのもまたよかったですね。

ちょっと下品な話をすると、ちゃんとs〇xまでしているのが自分としては評価が高いですね。これは自分の性的嗜好の話ではなく、女の子がイチャイチャしてるだけのゆるーい百合漫画との差別化をしっかりしているのが流石にわかっているなぁと思いました。

全体的によくできた作品でした。アニメも二期が来る前までに見てみたいと思います。普段は漫画はあまり読まないしエロゲの記事ばっか書いていましたが、たまにはこういうのもいいかもしれませんね。今度漫画で記事を書くなら宝石の国辺りになりますかね。その時はよろしくお願いします。

今回はここまで。では。